社会福祉法人 紅葉会 玄海風の子保育園

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情報公開

園の自己評価

1.入所児童

年齢別 当初計画 実入所数 増 減
乳 児 138 146 8
1・2歳児 484 488 84
3歳児 287 310 55
4・5歳児 437 437 0
合 計 1130 1365 235

4月当初は104 名でスタートした。0歳児は6名からのスタートであったが、兄弟児含め前半期に0歳児の受け入れを多く行うことができた。幼児クラスは4歳児がこれまでの転居もあり人数が少なく3歳児の入園で園児確保を行ってきた。待機児解消と運営維持のため0歳児と1.2歳児を可能な限り受け入れてきたが、3月末で全体としては122名と定員程度であった。

2.職員の配置

(1)正規職員
職 種 期首配置 年度末 増 減
園 長 1 1 0
主任保育士 1 1 0
保育士 9 10 1
栄養士 2 2 0
事務長 0 0 0
合 計 12 13 1

◆10月より育休復帰1名

(2)臨時職員
@常勤職員
職 種 期首配置 年度末 増 減
保育士
(産休代替含む)
4(1) 4(1) 0
調理員 0 0 0
事 務 1 1 0
合 計 5 5 0

産休育休の代替職員として常勤職員に1年正規並処遇として雇用した。

A非常勤職員
職 種 期首配置 年度末 増 減
保育士 7 8 1
調理員 4 4 0
その他 6 6 1
合 計 16 18 2

4月より週3日の臨時職員が採用となった。入所加算事業での60歳以上の職員で事務・早出・時短フォロー・延長保育のサポートを担ってもらった。(早出・子育て支援のサポートなど)

3.保育の重点方針

(1)日常運営

社会福祉法人紅葉会の理念や綱領・保育要綱に基づいた保育方針や、職員の就業規則を理解した上で、ひとりひとりの職員が組織の中で自分の役割と責任を認識して仕事をすすめていくことをいつも重視し確かめあってきた。

(2)保育内容
◆子どもを尊重し、子どもが主体である保育の実践

コロナ禍2年目の中で子どもが安心して保育園で生活やあそびができることを一番に考え、2021年度の保育もスタートした。これまでと変わらず、乳児クラスから大人との安心できる関係の中での生活やあそびを大切に、主体性を育み、大人や仲間と協同しながらの生活づくりをめざしてきた。2020年度からスタートした3・4・5歳児での異年齢保育も2年目となり、幅のある年齢での生活とあそびの中で子ども同士の関係性が深まり、お互いの違いを理解し受け入れ認めあう姿や、主体性が育まれてきている。

●園内での保育観察(前期1回・後期1回)

客観的な事実から保育を分析しクラスを主体として助けとなるように努めてきた。

前期:日課における大人の動きや環境・育児や生活の援助
後期:あそびにおける大人の援助

前期は早めに観察することでクラスの困り感や子どもの様子もしっかり日常的に把握できた。

◆組織的な職員集団づくりとひとりひとりの専門性の向上

子どもを尊重する保育の実践のためには、園の方針のもとで大人同士の信頼関係と連携が大切であることの基本にいつも立ち返り、保育のあり方を振り返ってきた。
クラス会議の方向性や内容については事前に話しながらリーダーが中心にすすめていけることを意識しながら、誰もが参画し、子どものために率直に語りあえる民主的なクラス運営をめざしてきた。

●乳児・幼児グループの連携

コロナ禍における保護者の困り感やストレスも多く、クラスだけではなく運営も一緒に保護者の思いを受けとめながら、子どもにとってどうあったらよいかを考えあい、連携して対応するよう努めてきた。

●職員会議(短時間)でのエピソード学習

目的:子ども尊重と子ども主体の保育のための子ども理解と大人の援助

・子どもの思いに共感するとは?
・安心と信頼のちがいとは
・かみつきから子どもの見方や大人の連携を考える
・集団の中での個の援助のあり方

2021年度はエピソード記録を中心に集団的に討議しあい、子ども理解を深めると共に捉え方や子どものためにどう助けていったらよいかを考え合う機会となった。

◆お互いを尊重し、ちがいを認めあえる関係を大切にする統合保育

軽度の発達障害や配慮を必要とする子も多くなる中、クラスとともに子ども理解とひとりひとりが安心して過ごせる環境づくりに努めてきた。また、宗像市の発達支援センターの巡回相談(年2回)は10名ほどが対象児であった。
小学校開放日の訪問・運動会への行事参加が実施されなかったが、学校から就学前園訪問(4校区程度)は引き続き実施してもらうことで助けに必要な子どもの申し送りを行なってきた。

◆安全管理とリスクマネジメント

日常の安全管理と合わせて事故防止に努めてきた。遊びから生活に移る際の見届けができてなかったことによる園内での子どもの事例から事故を防ぐための基本的な確認事項を職員間で確認しあった。また危険防止のために職員のヒヤリハット事例から環境改善を行った。
安全教育として子ども自身が危険な場所や虫も知っていくことや大人が一緒に伝えていくことも意識していった。

・乳児裏庭の死角をなくすため、前期のあそび環境を見直す
・とげのある外来種の植物の除去
・斜面側の枝の除去と整備  など

非常防災時の対応として3年継続してきている防災食づくりは、職員担当(保育2名・給食1名)を決めテント下での野外非常食(かまどでの炊き出し)を行なった。
成果:やり方を継承していく中で火おこしや非常時の食事づくりの経験を重ねていきながら災害時の対応に活かす意識づくりに少しずつつながっている。今回は水をできるだけ使用せずにできる調理方法で行った。
具体的課題:園にいつもある材料を使いながら、非常時だからこそ子どもたちが安心できる炊き出しメニューも今後臨機応変に考えていく。

(3)地域・他団体との連携
◆子どもをとりまく保育情勢に関する動き

園として保育の情勢や動きはこれまで伝えることを意識してきたが、行事がほとんどできない中で伝える機会が少なくなってしまいお便りなどの配布物にとどまった。
子どもの権利保障やゆたかな保育のために今後も伝えていく努力をしながら、共同での運動につなげていきたい。

(4)通常保育の年間行事

◆主な行事
入園を祝う会・園説明会・乳児保育参加・運動会・乳児・幼児公開保育
年長行事(春・秋合宿・卒園を祝う会)・地引網・もちつき など

中止にしたもの  園内交流・園説明会・保育参加・地引網・風の子まつり
縮小したもの 入園を祝う会・乳児公開保育・幼児公開保育(リモートでのビデオ・懇談会)運動会(幼児のみ)
見直したもの 年長合宿(宿泊ではなくデイキャンプへ移行)・卒園を祝う会

※コロナ禍でほとんどの行事を自粛せざるを得なかったが、行事の捉え方や何のためにするのかを考えあい、行事の目的を明確にした上で見直す機会にすることができたことは良かった。
年長児に特化した行事より、日々の異年齢の生活とあそびを大切にする。年長児の運動あそびや合宿も〜でなければならないではなく、今できる楽しい活動を子どもと共に話し合い決めていくことを確かめあい見直していった。

(5)特別保育事業実績
1)延長保育事業

就労支援事業の一環として実施する。
夕方保育として少人数での子どもたちの生活を大切に「縦割りでの保育」を実施する。

区分 年間延人数 月平均人数
登録利用者数 1時間延長 1616 135

毎日の利用10名程度

2)一時保育事業

地域のさまざまな保育ニーズに応えていく目的で受け入れに努力をはかってきたが、保育士不足で在園児の育休中の受け入れ(2・5歳児)が中心となった。

区分 年間延人数 月平均人数
利用者数
(日単位)
4時間超 18 1.5
4時間以内 2 0.1

3)障害児保育事業

軽度の発達障害の子どもたちも含め、発達支援センターとの連携を行なっていった。

・巡回相談でのケース検討
・小学校・発達支援センター・園との連携
 (小学校からの園見学・年中児検診)

2021年度は9校の小学校への送り出しを行った。発達に支援が必要な子どもたちについては特に各小学校からの園見学実施があることで、担任からの申し送りやその子への必要な助けを伝える場になっている。

区分 年間延人数 月平均人数
利用者数 軽度 48 4
重度 0 0

4)保育所地域活動事業

・世代間交流事業
・育児講座(ぽかぽかくらぶ)
・異年齢児交流事業
・地域の特性に応じた保育需要への対応

(6)施設および設備の整備
区 分 整備の内容 経 費
施設整備 ノートパソコン(windouws10)1台 ¥175,890
給食室冷凍庫 ¥374,000
1・2歳児もも組ルームエアコン ¥272,580
屋根改修工事 ¥228,690
ホール床塗装工事 ¥825,000

(7)職員の研修
区分 研修会名等 研修内容 参加数
施設外研修 11月 保幼小研修
(宗像市主催)
宗像市子ども基本条例について
保幼小の接続カリキュラムの作成にむけて
2
10月 九州ブロック
保育士会セミナー
組織力と保育の質の向上が子どもの命を守る
〜知っておきたい乳幼児教育におけるリスクマネジメント〜
3
1月 第41回民間保育園
経営研究セミナー
ウィズコロナの中で育ちあいの豊かな環境を子どもたちに
〜公定価格・職員配置・施設基準の抜本的な見直しを〜
1
通年 コダーイ研修 乳児保育B 4
施設内研修 2月 福岡県子育て
保育のつどい
8
12月 法人研修 法人間リモート研修
風の子:分野別研修報告(文学)
20
通年 職員会議 子どもの権利を守るってどんなこと?
〜子どもの尊重を考える〜
エピソード学習
14

※園内では分野別研修を位置づけて3年目となった。子どもの保育に活かすことを目的として5領域(健康・環境・言語・表現・人間関係)の中から自分で選びとり、主体的な学びあいが積み重なってきている。

4.苦情等解決機関の設置と実績

(1) 苦情等解決機関の設置
職 務 職 名 氏 名 連絡先
苦情解決責任者 園長 奥村美香 0940-62-9088(玄海風の子保育園)
苦情受付担当者 副園長 五郎丸文 0940-62-9088(玄海風の子保育園)
第三者委員 岬コミュニティ 桑野道孝 090-8355-0921
紅葉会 監事 安部早知子 090-8763-4418

(2)2021年度の苦情等

・第三者委員への苦情等は特になかった。

  

5. 2021年事業に係る特記事項

なし

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